現在のプロジェクト → こひつじ薬局 リサ


こんにちは。nacohouseです。
このサイトは2000年に立ち上げ活動を開始、その後手をかえ品をかえ今日まで細々と続けています。

nacohouse_lambs

History

サイト作りのはじまりは携帯電話からでした。約20年前、携帯が普及し始め少しずつ携帯向けのホームページが多くなってきた頃です。
元々いろいろなホームページを見るのが好きでした。結婚と転居を機に仕事を辞めてしばらく家にいた時期があり、せっかくの時間、やりたいことをやろうとホームページを作り始めました。特技があるわけではなく、とにかくホームページを作ってみたかったんです。当時よく見ていたホームページは無料ホームページ作成サービスの「魔法のiらんど」で作成されたものが多かったので、まずそこでどんなことができるのか挑戦。その時にタグというものに出会いました。
昔のことで詳しくは忘れましたが、文字の大きさ指定、横に流れたり点滅させたりしたい、というときにタグを挿入させるとあたりまえですが思った通りの見た目が出来上がってきてうれしかったものです。小さいホームページを作り、イラストや日記をあげたりしていました。その頃は「しかちょびーん」という鹿がメインのホームページでした。
しかちょびーん
ある時ふとパソコンのホームページも実はタグでできているのではと思いつき。当時は本当にピンときた感じでした。
本屋に行ってみたらすでに何冊ものホームページ制作の解説本があり、なんとサーバーとエディタがあれば作れるとの事。パソコンのホームページは専門知識のある人が専用のソフトで作っているものだと思っていたので目からウロコ、もううれしくて早速タグ辞典を買い、作り始めたのです。
その3年前、1997年にmacを購入していました。デスクトップのカスタマイズが好きで、ホームページを作る前からアイコンやカーソルを作っては変えたりして遊んでいました。
あとmacに関係ないですが私はぬいぐるみが好きで、いつか自分でも作ってみたいと思いつつ、でもこの地でこの時代、道具も欲しい布も手に入らず、とりあえずはと粘土細工をしていました。(オーブン陶土やオーブン樹脂粘土)
そんなこともあり、作った粘土細工などの写真掲載と、アイコンやカーソルなどのデスクトップカスタマイズアイテムをダウンロードできるホームページを作ろうと決め、「ちょびーん」というサイトができました。
そんな私のへっぽこサイトにもちょこちょこ来てくださる方がいて、苦労して設置したCGIの掲示板に書き込みしてくれたりアイコンをDLしてくれたりし、ありがたいmac友達ができました。
この頃からホームページの主人公が鹿から子羊になっていきます。千葉県のマザー牧場で子羊に出会ったのです。衝撃の可愛さでした。モコモコ毛の丸い羊もいいんですが、私は断然子羊派です。
話は戻り、macは当時は自由度が高かったので、アイコンなどの他にも遊ぶ為の小さなソフト、いわゆるジャンクソフトがいっぱいありました。デスクトップに雪が降り積もったり、画面上のメニューバーに目をつけてカーソルの動きを追わせたり、いつもデスクトップにアイコン風の顔がいてクリックすると歌を歌ったり。そういうのを探すのも使うのも楽しくて。
そこで!そんなジャンクソフトを私も作りたくなりました。しかしとっかかりがよく解らなかったのでその頃一世を風靡
iconとmascot

していたキューティーマスコットというソフトでデスクトップ上を動くマスコットを作ってHPでの配布をはじめました。これがなかなか好評で(そうだったと思いたい)、「新しもの好きのダウンロード」というサイトに申請、紹介していただき、雑誌「すてきな奥さんのパソコン大好き。第7号(2001年11月)」「パソコン主婦の友2002 8月号」に載せていただいたりしました。めちゃくちゃうれしかったです。私のホームページ人生の中で一番輝いていた時期だと思います。
プログラミングで単独のソフトも作ってみたいとREALbasicというのに手を出しましたが、これはあまりの難しさにゲームを1つ作ったところで断念しました。

skin類

同時進行で スキーム作り にもハマっていました。ARENAという見た目を変えられるメーラーやデスクトップ上の全てをオリジナルにできるKaleidoscope、ブラウザのiCabなどのスキームを作ったりしていました。またオモチャソフトでKZ_DesktopWormという、イモムシくんがデスクトップの周りを永遠に這っているというのがあり、可愛くてかなり長い間使っていたのですが、そのイモムシくんを好きなものに変えられるというスキンを作者のKZさんが導入してくれたので、女の子が雑巾掛けをするものや、うさぎがぴょんぴょんはねたり、動物列車など作って楽しみました。

転機はmacのOSが9からXになったことです。それまで楽しんでいたカスタマイズソフトやアイテムが一気に使えなくなりました。ResEditまで使えなくなってがっかりしました。ホームページの中身が何もなくなってしまう…
そんな時Konfabulatorに出会います。
Widgetsを常時デスクトップに表示、動かしておくソフトです。OS Xへの移行を遅らせていたので、Konfabulatorを知った頃にはすでにお役立ちWidgetsがいっぱいあり、そしてジャンクソフトみたいなものもありました。面白かったり可愛かったりのWidgetsが多く存在し、そこに唯一の光を見出しました。
早速こひつじがデスクトップを歩きクリックすると歌をうたうWidget、押すとすぐパソコンをシャットダウンさせるWidgetなどなど、数点作ってサイトにあげ、今も配布しています。(DL page
Widgets

ところがOS10.4でDashboardが導入されたのです。Konfabulatorと同じような機能がもともと搭載されていたらわざわざKonfabulatorを買うことがなくなります。Konfabulatorの大量の優れたWidgetsはお蔵入りです。Konfabulatorの作者さんも抗議したらしいですがどうにもならなかったようです。
KonfabulatorはWin版もあったので作ったWidgetはWin友にも配布できました。しかしWinでもガジェットというのができてしまいKonfabulatorは本当に需要がなくなってしまいました。その後Yahoo!がKonfabulatorを買い取ってくれて本体が無料配布になりました。Widgetsを作った身としては、それはそれでうれしかったです。Widgetsの寿命が少し伸びました。それでも使う人は減ったのでしょう、7年後の2012年12月に「Yahoo! Widget Engine」「ヴィジェットギャラリー」は完全に終了となりました。
どんどん変わってしまうOSについていけず、すっかりカスタマイズ意欲をなくしました。
そしてここから方向を変えることになります。ホームページの名前を「チビコロハウス」に変更、前からちょっとずつ進めていた雑貨制作に移ります。(2005年12月)
この頃には通販も盛んになってきたので、いろんな物が手軽に手に入るようになりました。そこで粘土細工に加えて、前からやってみたかったぬいぐるみ作りをはじめました。布や道具を取り揃え、テディベアの作り方の本を買い、でも売るかもしれないことも考えて、およその形を参考に型紙は最初からオリジナルを心がけて作りました。作ったのはやっぱり子羊。最初はジョイントが難しそうだったのでジョイントなしのおすわり子羊。そのあと本格的なテディベアの作り方で作った子羊が思った以上に大変で、また魂を込めて作りすぎて、終わったら満足してしまいました。そのぬいぐるみは、その後知り合いの友達に材料費の値段くらいで譲ってしまい、今は手元にありません。ちょっと後悔。
てのひらサイズのぬいぐるみならもっと手軽に作れるかな、大昔作ったフェルト人形のようにアタマは2枚はぎにしてみようかなと作ったものはしばらくの間販売してました。四つ足のこひつじを試行錯誤して作ってみたり。
四つ足のこひつじ
それにも満足してきた頃に携帯をガラケーからiPhone 4sに変えました。案の定今度はスマホにどっぷりハマり、何かできないかと考えてこひつじのイヤホンジャックアクセサリを作りました。iPhone 4sにはイヤホンジャックがあり、上方についていたのでいい感じに作れました。
イヤホンジャック

ちょうどその数年の間に手作り販売サイト(creemaやiichi、minneにtetote(のちにminneと統合))ができてきたので、サイトで個人的に売るより一般の人の目に留まるかもと登録、販売してみました。こひつじの指輪
いくつかは売れたのですが、材料費を引くと完全に赤字。小さい粘土細工は売るのをやめ、作りたい時作りたいだけというスタンスにしました。

2005年7月に戻ります。チェブラーシカを知りました。それまでも存在は知ってはいたんですが、オシャレな女子達が盛り上がっているなとあまのじゃくの私は思っていたんです。ある日レンタルDVD屋へ息子用のアンパ◯マンを借りに行った時に偶然目に入り借りてみたら!
かっわいいーーー!
時間を巻き戻したくなりました。映画館で観たかった。残念です。すぐにネットで手に入るだけの品を探しました。ビデオにDVDに配給日誌に原画集、など注文。配給日誌はもう何度も読みました。
他にもネットで見つけた「チェブラーシカの歌」や名場面の音源(ロシア語)をDLしCD-Rにまとめたりしました。
とにかく動きが可愛くて、表情が可愛くて。セットも小道具も映像の古くささもセリフも声も、なんとも良かったです。記憶に残る作品です。

雑貨作りが一段落していた2009年2月にサイト名を「nacohouse」に変えました。ちょうど次にやることを考えていました。
2010年に親しかった友人が病気で亡くなり、2011年に東日本大震災が起こりました。人間いつ何が起こるか分からないと痛感しました。そして、私も40代だし一番やってみたいことを無謀かもしれないけどやってみようと決心しました。
チェブラーシカに影響を受けたコマ撮りのアニメーションです。思い立ったらのめり込む性格なので猛烈な勢いでコマ撮りアニメのための制作をはじめました。

当初、登場するのはこひつじ、しか、りす、うさぎ、くまの予定だったので、とりあえずこひつじを草原から森へ引っ越しさせようと短いお話を作りました。しかしそのお話の全てをコマ撮りで映像化するのは難しかったので読み物として独立させ、コマ撮りは森に居着いたこひつじの暮らしぶり(お話後半のクッキーを作っているところ)を撮りました。
バター作り

iPhoneのアプリにして配布できないかと試行錯誤し、なんとか完成 !! (2012.11)

iPhoneApp「リズビー」 Lizbie

アプリはAppStoreで配布されるので、載せっぱなしではダメでアップデートを求められます。私はそこに同じ内容で載り続けることが望みだったんですが、ついに2016年にアップデートをさせることができず、アプリは終了となりました。
今はアプリの中にあったものの一部、細切れのコマ撮りアニメを1本にまとめてYouTubeで公開しています。



2015年からフルで仕事を再開しました。本職は薬剤師で、調剤薬局勤務でした。
めちゃくちゃ忙しくなり、サイトや趣味はすっかり凍結状態になりました。
家の和室に一畳ほどの森も作ってましたが、コマ撮りを先に進める事が出来ず、そのまま2018年に解体しました。

2019年、その多忙な生活にとつぜん終わりがきました。親が年をとっていろいろ不自由になってきて、介護まではいかないですが、手伝いみたいなものをすることになったのです。
事情を伝えて一時仕事を週2回に減らしてもらったのですが、それでも大変で、結局退職することにしました。
フリーになり、親も行政のいろんな制度などを取り入れて最近どうにか生活が落ち着いてきました。
でもまだまだ手伝いは続いていて復職は難しいので、この機会にもう1回コマ撮りをしてみようかと。
やっぱりこのちいさな世界が私は好きなんです。
今回は本職の薬剤師のコマ撮りをしてみます。主人公はまたこひつじです。
舞台はできてきましたが、どんな形にするかはこれからです。お話みたいなのもまだありません。
ここからは進行形。
まだまだnacohouse、続きます!


コヒツジ薬局
 「こひつじ薬局をよろしくね〜」
追記:初期のカスタマイズアイテムを配布している頃関わって下さったネット友のみなさんがそれなりに元気にしているといいなとぼんやり思っています。
あの頃は本当に楽しかったです。
感謝しています。
ありがとうございました。

記:2021年6月 コロナ禍


Lizbieより

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◾️Lizbie
        リズビー制作記録

◾️KonfabulatorのWidgets




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[note]にまとめています。